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寒山落木一 表紙

デスクトップトラベル 子規の旅

正岡子規の俳句を子規直筆の原稿で味わうショートタイムトリップ。

寒山落木三

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明治27年

はじめの冬

氷 こおり

さゆる夜の氷をはしる礫かな

蘆の根のしつかり氷る入江哉

仏立つ大磐石の氷柱哉

ある大名邸の跡にて

金魚死して涸れ残る水の氷哉

枯野 かれの

女狐の石になつたる枯野哉

大木の雲に聳ゆる枯野哉

貝塚に石器を拾ふ冬野哉

鷦鷯 みそさざい

澤庵の石に上るやみそさゝゐ

千鳥 ちどり

おゝ寒い寒いといへば鳴く千鳥

かたまつておろす千鳥や沖の石

海鼠 なまこ

貞女石に化す悪女海鼠に化すやらん

大海鼠覚束なさの姿かな

河豚 ふぐ

大ふぐや思ひきつたる人の顔

釣りあげて河豚投げつける石の上

冬木立 ふゆこだち

建石や道折り曲る冬木立

大庭や落葉もなしに冬木立

村居を訪ふ

冬木立隠士が家の見ゆる哉

寒梅 かんばい

寒梅や欄干低く筑波山

枯薄 かれすすき

芒枯れて千年の野狐石に化す

加賀邸の跡にて

花薄百萬石を枯れにけり

草枯 くさがれ

草枯れて礎残るあら野哉

草枯れて池の家鴨の寒げ也

冬枯 ふゆがれ

冬枯や鳥に石打つ童あり

冬枯の築山淋し石燈籠

冬枯や大きな鳥の飛んで行く

冬枯や王子の道の稲荷鮨

根岸草庵

冬枯や隣へつゞく庵の庭

水仙 すいせん

宗匠が床の水仙咲きにけり

百両の石は小さし水仙花

枯蔦 かれつた

枯蔦や石につまづく宇都の山

葱 ねぎ

美女賛

指五本葱の雫落るべう

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