正岡子規の俳句を子規直筆の原稿で味わうショートタイムトリップ。
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夏野 なつの 夏野原 なつのはら 夏の原 なつのはら 青野 あおの 五月野 さつきの 卯月野 うづきの
図説俳句大歳時記 夏 79ページ 角川書店
カラー版 新日本大歳時記 夏 71ページ 愛蔵版 339ページ 講談社
季語別 子規俳句集 夏 187ページ 子規記念博物館
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明治26年
紫の一本見えぬ夏野哉
わけ行けば虫のとびつく夏野哉
ちらちらと伏勢見ゆる夏野哉
大磯
傾城も石になりたる夏野哉
明治27年
家もなし夏野の原の石碑哉
家あるまで夏野六里と聞えけり
大砲の車小さき夏野かな
絶えず人いこふ夏野の石一つ
十二時の大砲ひゞく夏野哉
鉄砲の調練見ゆる夏野哉
限りなく鉄道長き夏野哉
明治28年
旅人の兎追ひ出す夏野哉
商人に行き違ふたる夏野哉
送別
見送らん夏野に君の見えぬ迄
明治29年
二軒目の茶店に休む夏野かな
電信の棒隠れたる夏野かな
国道の普請出来たる夏野哉
猟犬の音聞きつける夏野哉
低き木に馬繋ぎたる夏野哉
行列の草に隠るゝ夏野かな
雷の十歩に落つる夏野哉
鳥飛ぶや夏野の野末山細し
笠提げて夏野通るや朝の内
草結ぶ夏野の中の家もなし
明治30年
夏野盡きて道山に入る人力車
汽車道を横ぎつて行く夏野哉
明治32年
かたまりて黄なる花さく夏野哉
明治33年
がた馬車をやり過したる夏野哉
明治34年
謡曲熊坂
盗人の昼も出るてふ夏野かな
明治35年
夏野行ク人ヤ天狗ノ面負ふ
選挙競争
鹿を逐ふ夏野の夢路草茂る
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