正岡子規の俳句を子規直筆の原稿で味わうショートタイムトリップ。

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子規俳句 季語・季題検索 夏 動物 蛍 ほたる
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図説俳句大歳時記 夏 449ページ 角川書店
カラー版 新日本大歳時記 夏 212ページ 愛蔵版 468ページ 講談社
季語別 子規俳句集 夏 236ページ 子規記念博物館
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明治25年
布袋蛍狩の図*
蛍狩袋の中の闇夜かな
御祓して帰るたもとに蛍かな
手の内に蛍つめたき光かな
藺の花の中をぬひぬひ蛍哉
露となり蛍となりて消にけり
静かさに地をすつてとぶ蛍かな
義安寺*
山門に蛍逃げこむしまり哉
蛍から蛍へ風のうつりけり
大蛍ふわふわとして風低し
藻を刈るや蛍はひ出る舟の端
明治26年
羽黒山蛍一つの闇夜哉
蓬生に蛍みだるゝ夜風哉
余り追はゞ蛍困りて消やせん
隣から追はれて来たる蛍哉
露よりもさきにこぼるゝ蛍哉
抹消句
傾城の団扇にはゝす蛍哉
蘆の葉にすかりてなひく蛍哉
明治27年
枚方や蛍は過ぎて風涼し
草の戸の粽に蛍来る夜かな
竹藪やものにさはらず飛ぶ蛍
石垣や石のあはひの大蛍
裏つたひ雨夜の蛍静かなり
大蛍ものすごき夜のけしき哉
板塀にそふて飛び行く蛍哉
石山の石の裏飛ぶ蛍かな
蛍飛ぶ中を夜舟のともし哉
明治28年
次の夜は蛍痩せたり籠の中
豆腐屋の門に夜飛ぶ蛍かな
竹垣の外飛ぶ雨の蛍哉
蛍飛ぶ宿へ帰りぬ白拍子
葉隠れて蛍飛ぶなり竹の雨
すよすよと舟の側飛ぶ蛍かな
蛍飛ぶ背戸の小橋を渡りけり
明治29年
絹団扇端居し居れば蛍飛ぶ
吹かれ来て蛍あぶなし水車
静かさに蛍飛ぶなり淵の上
三寸の苗に蛍や籠の中
逢阪や人絶えて蛍低く飛ぶ
盡く蛍死にけり籠の中
古庭に水打つて蛍呼ばんとす
鼓虫の夜は化けて出て蛍かな
善き人の被にとまる蛍かな
墓原の樒に光る蛍かな
釣鐘にとまりて光る蛍かな
蛇を恐れ蚯蚓をにくみ蛍狩
蛍打たばうすものゝ団扇塗木履
海嘯惨状
此頃は蛍を見てもあはれなり
松山にて大なる蛍を義安寺といふ
義安寺は袋ごしにもいちじるき
明治30年
江左翁一週忌
思ひ出す蛍が飛んて去年也
人寝ねて蛍飛ぶ也蚊帳の中
明治31年
たはれをの袂に包む蛍哉
川風の蛍吹きこむ二階哉
夕籠に昼は死んたる蛍哉
蛍籠に昼は死んたる蛍哉
明治32年
賀卒業
十年の苦学を想ふ蛍哉
蛍籠行燈に遠くつるしけり
明治33年
蛍狩早苗を盗み帰りけり
明治34年
蛍〔二句〕
名どころの蛍大きな光かな
各の紙袋持つ蛍狩
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