長病の今年も参る雑煮哉
病床を囲む礼者や五六人
陸羽新報発刊
雑煮くふて第一号を祝ひけり
俳譜雑誌ふぶき発刊
蓬莱やふぶきを祝ふ吹雪の句
新聞暁鐘発刊 福引ノ図ニ題ス
福引の暁鐘と題す包哉
歌かるた知らぬ女と並びけり
蓬莱に鼠のうからやから哉
蓬莱の鼠に崇る疫かな
田つくりを掛けて置きけり鼠罠
子の年の鼠にちなむ落語哉
初暦鼠の尿によごれけり
灰の中に落てよこれぬ初暦
初暦今年は遅き初卯哉
痩馬をかざり立てたる初荷哉
窓あけて見れば淋しき初荷哉
病室の煖爐の側や福寿草
ガラス越に日のあたりけり福寿草
友につれて知らぬ礼者の来りけり
梅さげて来る礼者や七日過
銭湯を出づる美人や松の内